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【ネタバレ有り】神様になった日 最終回予想

※この記事は神様になった日全般と、Keyの作品全般のネタバレを含みます

はじめに

こんばんは、じょにーです。TVアニメ「神様になった日」も残すところ最終回のみ!ということで、自分の考えを整理するためにも、最終回の内容……というか結末を予想してみようかと思います。
当然ですが死ぬほどネタバレを含みますので、ダメな人はそっとこのページを閉じてください。












それでは書いていってみたいと思います。

11話までの内容から


量子コンピュータを除去され、ロゴス症候群の症状に再度襲われたひなが過ごす施設に陽太が入り込み、どうにかコミュニケーションを取ろうと努力します。
陽太が持ち込んだゲームは、ある程度ひなの興味を引くことには成功したようです。

「神様になった日」は、麻枝准原点回帰であるという触れ込みが多く語られていますので、過去作で麻枝准の最初の商業的な成功体験であるKanon」「AIR」あたりの内容に近い結末を迎える可能性がある程度あると思います。

公開されているあらすじから


サブタイトルは「きみが選ぶ日」。内容としては、陽太が施設から退去することになり、ひなとの最後の時間を過ごすことになるようです。

「一緒に暮らしたい?」とのひなへの問いかけは、AIRを思い起こされますね。
「神様になった日」がTVアニメであることを考えると、TVアニメ版 AIR 11話の、晴子から離れた観鈴がすべてを放り出して母を求める場面が、状況としては近い物があるかもしれません。

この先の展開の可能性

この先の展開として、いくつかの可能性が考えられると思います。
ケースごとにどういった内容が有り得そうかを考えてみたいと思います。

選択肢としては

  • ひなが 死ぬ / 死なない

ひなが死なない場合は

  • ひなが 回復する / 回復しない

といった分類ができるかと思います。

ケース1:ひなが死ぬ

12話のあらすじを見るまでは、ロゴス症候群が最悪の結末を迎えた場合はひなが死亡する可能性もあるかと考えていましたが、これまでの展開と、12話のあらすじから、可能性は低そうかなと思います。
仮にひなが死亡するような結末が描かれる場合は、本当に完全にどうしようもない救いのない結末を迎えるだけでは流石に物語としての形が保てないと思いますので、死ぬ間際に何かしらの救いは描写されるのではないかと思います。陽太と過ごした夏の記憶が一瞬だけ思い出される、のような形でしょうか。
ひなの死の先にさらなる生を描くために、智代アフターのような結末の形もなくはないかもしれませんが、可能性は低そうです。
過去作を引くならKanonの真琴ルートも近いかもしれませんが、ここまでのシナリオから突然の転生ENDは流石に厳しいでしょう。

ケース2:ひなが死なない+ひなが回復する

8話で父親から聞いたロゴス症候群についての話を信じるなら、奇跡でも起きない限りはたどり着けない結末かと思います。
とはいえ、「原点回帰」を考えると、ある程度奇跡的な内容も起きる可能性はあるかもしれません。陽太の頑張りもありますので、あるとしたら下記のような可能性でしょうか

  • 陽太の気持ちがひなに伝わり、夏の眩しい思い出が思い出され、なんやかんやあって奇跡的に回復する
    • 回復するための要素が想像しづらいですが、映画撮影の際に歌っていた唄などでしょうか
    • もしくは、何十年と献身的に世話をした後にたどり着いた結末として回復、という描かれ方もあるかもしれません。
  • 量子コンピュータが再開発され、それによってひなの機能が回復する
    • 挿入歌「夏凪ぎ」の中の歌詞 "神様 奇跡は僕らが起こす" という歌詞を見ると、可能性は低いかもしれません。まぁ「僕ら」の中に鈴木少年も含まれていて、鈴木少年が量子コンピュータを再開発してしまう可能性はあるかと思いますが、素直に受け取るなら「僕ら」は映画撮影メンバーかと思います。11話での電話の場面で感じさせる絆もありましたしね……。
ケース3:ひなが死なない+ひなが回復しない

「回復しない」を、「元気だったころのひなに戻らない」というくらいの定義で書いています。
ケース1と同じく、あまりに救いがないため、何かしらの救いがありそうな形を考えると

  • ひなが元に戻らないまでも、部分的に回復する
    • この場合、回復の兆しを見せて幕、のような形になるかと思います。あの夏の眩しさは無駄ではなかった、的なENDでしょうか。
  • ひなは回復せず、それでも陽太はひなとともに歩いていく
    • こちらも智代アフターの内容に近いものになるでしょうか。なかなか辛い道です。

うーん、可能性を検討することはできますが、どれも決め手にかける感じですね。。

最大の鍵となる「Karma」

昔からの濃ゆい Key ファンの方なら気づいていたかもしれませんが、「神様になった日」を読み解く上で欠かすことのできないのが「Karma」という曲です。
この曲は、2006年発売のLiaボーカルのアルバム「Lia*dearly」に収録されている曲ですが、「神様になった日」劇中で撮影している映画はこの「Karma」の再現とも言えるものです。
「Karma」の歌詞 "卵でさえうまく割れない" "寄せては返す光を背に 楽しげにきみは歌ってた" など歌詞の内容が再現されています。卵の緻密すぎる作画が印象的でした。「卵」と「ひな」という言葉の関連性も深読みしたくなるポイントでしたね。

極めつけには、ひなが歌っている(音程の微妙な)鼻歌のような歌のメロディーは、完全にこの「Karma」と同じものなのです。
「神様になったラジオ」でもこの歌にどんな意味があるのか、という触れられ方をしていましたね。

これらの情報からヒントを読み取るとすれば

贅沢なんかいわない 悲しみだって受けるよ
だから君という人だけ
ここにいて ずっといて 僕から 離さないで
どんなことも恐れず 生きていくから

何もできないきみだって 僕は好きなままいるよ
運命というものなんて 僕は決して信じない
卵も割れなくていい いくつでも僕が割るよ
歌が下手だっていいよ こうして僕が歌うよ

このあたりの歌詞でしょうか。これからの陽太の進む道を暗示しているかのようです。
「Karma」は、「一番の宝物」「Life is like a Melody」と並んで、麻枝准曲の最高傑作である、と「殺伐RADIO」で本人の口から語られていますので、この曲の持つ意味が小さいことはないだろうと思います。

まとめ

まとめようとしたのですがあんまりまとまりませんでした。
今の段階で言えることとしては、おそらく陽太(と、あるいはその仲間たちも含めて)がひなのために「どんなことも恐れず 生きていく」という姿が描かれるのではないかと思います。
「きみが選ぶ日」では、流石に陽太を選ばないということは、ないのではないかと思いますので、一旦陽太と過ごすことを選んだひなと、陽太がどんな道を辿るのか。
最終回を楽しみに待ちたいと思います。